メニュー

相手の想像力が上乗せされている。


ユーザーに戦略や企画意図が透けてしまうのはプロモーション的失敗と知りながら、なぜついついそれを語りたくなるのだろう。

分かっちゃいるけど、何でそういうことしてしまうのか。

この間、サービスのリリースの文章を書くだけ書いて、そろそろFacebookに投下しようか本気でその一歩手前までいき、いやいや、でもまだ技術的に100%ではないだろと、技術リスクまだ潰せてない箇所があるやんけと思い直し、その手を何とかして止めたんですけどね、

言葉で言ってるうちが一番楽で面白い。ブログに書いて、皆からいいね!いいね!言われている時が一番気持ちいい。酒飲みながらデカい気持ちになって、ツバ飛ばしながら事業や戦略を話している瞬間が一番楽しい。何て言うか、イキるとか、イワすとか、そんな状態。

「これはまだプロトタイプです」「このように変貌を遂げます」

ただ、事業は着想時が沸点だと思った方がいい。そういう段階が絶頂期。そこから大体失速していく。少しずつ形にしていけばいくほど、退屈なものになってしまい、ヒドい場合、ほとんど価値のない物になってしまう。

例えば、

「俺、すごいもの思い付いた!」「何なに?」「タイムマシーンって言って、過去や未来に旅行が出来るんだよ」「えっ!マジで?それめっちゃすごいじゃん!」「だろう。これを全国の旅行代理店に販売して、代理店契約してさ…」

それから一ヶ月後。

「なぁ。あのタイムマシーンってやつどうなったん?」「あぁ、あれな。実は、過去や未来に物理的に移動するのって技術的に難しいから、ミニチュアで過去や未来のテーマパークを作って、そこに旅行に行った気になれるっていうやつにしようかと思ってるんだよ」「えっ…?旅行した気になる?それはでも、旅行はしてないんだろう?」

すごい極端ですが、こんな感じ。

見えてないから、作らなくていいから、その部分を言葉で埋め合わせることで話が膨らみ、それが凄いものかのように感じさせる。ただ、それは相手の想像力に頼っているから。形にするという行為は、この想像力の部分ですら形にしなければならない。

だから、自称アイディアマンに価値がない。作ることに責任を持たなくていいから。

The following two tabs change content below.
鹿山瞬

鹿山瞬

代表取締役株式会社INJUS
スマホアプリの開発を軸に、名刺やホームページの制作・運用、記帳代行、その他下記自社サービスを展開する会社の創業者です。 ①G2Oマーケティング ②顔パス ③TAXi ④Connector カバー画像の「唯才是挙」とは、三国志の曹操から引用しています。

関連記事

  1. 2015.06.14

    脱アプリの道

コメントをお待ちしております

ページ上部へ戻る