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ソリティアスタイル


0→1から1→10にシフトしたんだなって、はっきりと自覚しました。の通り、ひたすら0→1をクリエイトするフェーズから脱却し、そこから残った事業を1→10にする所に来ています。その中で感じること。

一つのことをやってると、進捗がどこかで止まることがある。「あっ、これ、技術的に分かんねぇ」とか、提携先との意見調整に時間がかかるとか。その時間が勿体無いなと思う。あるいは、時代の流れの中で求められているものに応じて、都度、ウェイトを占める割合が変動していく。

資金調達をしているような場合、いわゆる、そういった「めくれないカード」が出てきた時、マネーパワーが使えます。

しかし、未調達のベンチャーはそれが出来ない。

そういった経緯から、弊社の方針としてはソリティアスタイルを導入しております。ソリティアってパソコンに入ってるトランプゲームですね。

無造作に配られた数枚の手札から、クラブ・ハート・スペード・ダイヤを一枚ずつ順列で繋いでいって、キングが揃うまで完遂していく。絵柄がそれぞれの事業ドメインだと思えばしっくりくるかと思います(実際、僕も今三つ、さらにもう一つ寝かしてるやつがあるので都合四つあるのですが)。

あれもこれも手を付けて結局何も実らないみたいな、そういう戦略をネガティヴに捉える向きがあります。中途半端。「結局何がしたいの?」みたいな批判の対象になりますが、そんな声に惑わされる必要はない。それはただ単に、ハートのエースが出てこないだけだと思い、このスタイルで行こう。複数に張ることで「自分の」成功確度を上げる。

もちろん、リスクもあります。新規事業なんてのは、はっきり言ってコストセンターなわけです。結局、キングまでめくれなければ収益化出来ないことも多い。それが三つも四つもあって、さらにどんどん増えていくわけですから。まぁ、確かに不合理なんですけど、僕は不合理の中に自分を放り込んでこそ、爆発的な力を宿すと考えているので、それは歓迎なんですけどね。

基本的に出資を受けるスタートアップ企業って、一社一事業一プロダクト。サービス名=会社名みたいなのが多い。これは上記の話からすれば当たり前ですね。

他人様のお金を預かって事業をしている以上、複数に張るとかありえないでしょう。ましてや、研究開発でこの分野攻めたいんですけど、とか言えない。でも、ウチは出来る。

ただ、一点張りしてる起業家と一点張りしてる起業家に複数張れるシードVCとでは力関係がアンバランスになるのが当たり前で、精神衛生上よくない。投資家はリスク分散出来るけど、起業家は一点突破しかない。プロダクトと心中みたいな。

従って、ソリティアスタイルは確かに投資家受けしませんが、出資に頼らず、自社の売上を投資に回していきながら、コツコツやっていきたい起業家には適している。

余談ですが、昔、パソコンはソリティア専用機だと思ってましたね。

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鹿山瞬

鹿山瞬

代表取締役株式会社INJUS
スマホアプリの開発を軸に、名刺やホームページの制作・運用、記帳代行、その他下記自社サービスを展開する会社の創業者です。 ①G2Oマーケティング ②顔パス ③TAXi ④Connector カバー画像の「唯才是挙」とは、三国志の曹操から引用しています。

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