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ジャンヌダルク症候群


イノベーションの押し売りとも言う。

実際そんなことないのに、あることないこと、「あいつらがいるからあの人たちは困ってるのよ!私が解放しなきゃ!」という、ボトルネック解消型の傾倒をしてしまい、それなくしてアイデンティティを主張出来ないくらいまでになってしまう、本末転倒な状態。社会起業家に多い。

もちろん、起業は誰かの悩みを解決するを担うべきだと思いますし、そういうニーズを満たすからこそ、お金を払ってもらえる。

そして、多くの現代の起業家がそうであるように、ITを活用したがる。確かに、ITというのは間に入っているボトルネックを排除し、情報と情報をダイレクトにぶつける強みがある。だから、自ずと、自分の立ち位置がボトルネックを取っ払うメシアになりたがる。

ただ、それは本当に相手の問題を解決したいからくる衝動なのか。そもそも、相手は本当にその問題に頭を悩ませているのではないか。別に、そんな需要、本当はないのではないか。

具体的に例を出すと、我々一般の人って、「農家とJTって仲が悪く、農家はJTという中間業者の存在を疎ましく思っている」と思っているじゃないですか。そこを勇んで、「よし、俺がそれをぶっ壊して、農家と一般消費者を直接取引きさせたろ、そうすることでJTが取っていた中間マージンを農家と消費者に還元しよう」みたいなこと言い出す人いるじゃないですか。

農家は分からないのですが、そんな話を漁師としたことがあります。漁師にとってのJTって漁協になると思いますが、どうも漁師と漁協ってそういう関係じゃない。別に漁師にとって漁協はボトルネックではないわけです。

そこをジャンヌダルク精神を使って、ぶち壊そうというのは、果たしてイノベーションなのかと、そういうことです。

確かに、仮想敵を作るというやり方はあらゆる方面で重宝します。新規事業着想のメソッドだったり、自分を知るという普遍的な営みだったり。それもそのはず、これも弁証法を使っているわけです。

ただ、仮想はあくまで仮想だということを意識しよう。それも客観性、自分自身を冷静に見るという真摯な姿勢です。

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鹿山瞬

鹿山瞬

代表取締役株式会社INJUS
スマホアプリの開発を軸に、名刺やホームページの制作・運用、記帳代行、その他下記自社サービスを展開する会社の創業者です。 ①G2Oマーケティング ②顔パス ③TAXi ④Connector カバー画像の「唯才是挙」とは、三国志の曹操から引用しています。

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