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アーカイブ: 2016年2月28日

インターンに給料払ってなかったシリコンバレーの大手VCについて、


巻き込み力が高いのはけっこうだが、それって一歩間違えれば協業という名の営業や協力という名の使い倒しになる。その危険性をはらんでいることを重々自覚した上で「俺って巻き込み力あるぜ!うぇい!」とは絶対になってはいけない。

というブログを以前書きまして、まぁ、でもこれ、VCとベンチャーだと立場違うから一概に言えないなー、そんなこと考えてたら、ハッカソンの記事まで出てきて、何か似てる問題なんですよね。

何でも、ハッカソンに出場したテクなしの口八丁が、自分では何の手も動かさずに美味しいとこだけ持っていきやがってキーってことみたいですね。

やり甲斐や経験を餌にタダ働きさせる(もちろん、そんなにストレートに言わないけど)ってのは、ハッカソンなどに出てくるセグメント、VC、いわゆるスタートアップ界隈でもよく言われていて、ベンチャー目線で言うと、むしろ、それが出来る奴の方がハスラーとして能力が高いみたいな風潮すらある。そっちの方が問題だなと感じます(現に、今絶賛放映中のスティーブ・ジョブズの映画のキャッチも「口先だけで世界を変えた男」的なノリでしたよね)。

その時必ず出てくるのがワンピースの精神。確かに、ルフィは知らず知らずのうちに不特定多数の人を巻き込んで、その気にさせて、皆が皆、気付いたらルフィのために身体張ったりしてるけどさ。

ちゃんと給料は払おうよ。やり甲斐とか経験とかじゃなくて。それが出来ないなら、出来ない自分のことをちゃんと見た方がいい。それが出来ない自分は情けない存在だから。自分が努力することをちょっと真剣に考えよう。

「足らないスキルは仲間が補って〜」こういう所はやはり、ワンピースの功罪だと思っています。

「悪魔と契約する」という言い回しは起業家の厨二心をくすぐり、かつ、自分たちのポジションを守りつつ、言うべきことはちゃんと言ってるよ、という点において、秀逸ですよね。


決して悪意はないということをあらかじめご理解下さい。

VCの世界では、自分たちを株主に入れることを「悪魔と契約する覚悟で〜」みたいに表現します。

それくらい怖いことだからその覚悟持ってね、ということを暗に示してるのでしょうが、どうもこの「悪魔と契約」ってのが、それこそ起業を志すような、厨二病を引きずった我々がすごい好みそうなワードじゃないですか。

デビルマンの不動明を初めとして、けっこう悪魔と契約する主人公って多いですし。悲壮な決意を胸に…(でもちょっとその役回りおいしい)みたいな。

引き換えに左手を差し出せ!なんて言われた日にはもう、聞くだけでゾクゾクしちゃいますよ。「俺の左手がうずくんだ…」とか言いたくなるからな(もちろん、本当は悪魔と契約したことを自慢したいんだけど、それを自分で言うのは無粋だから、敢えてうずいてもいない左手に注意を向けさせるっていう演出家っぷり)。

ただ、それは漫画の話ではなく、今現実にあなた自身に起きているんですよね。その実感がない。

悪魔と契約するということは、文字通り悪魔と契約するんだということ。

一番罪なのは起業家本人の無知や意識の低さ。

出資を受けるか受けないかの日々に悩む期間は持った方がいい。

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