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「アプリを作るメリットって何がありますか?」「webでいいのではないですか?」アプリ開発という事業をしている者として、これは非常に多い質問です。


こういう指摘を受けるということは、それだけ、一般の方にとってもアプリというものがどういう存在で、どういう特徴があるのか、その実態を肌感覚として理解してるということ他なりません。要は、開発をしていなくても「作る」ベースで見る人が増えているということです。

それは、アプリが非常にユーザーフレンドリーで、細かい技術的な知識がなくても、何となくこうするとこう動くんだろう、ということが予測出来るからだと思います。そして、それは非常に良いことだと思います。

で、アプリを作るメリットの件なんですけど、実際、「全くその通りです」としか返せないことも多いんですね。webでよさそうですね、と。アプリを作ることを生業としている身にも関わらず。

と言うのも、アプリを作る意味を建設的に考える前に、アプリには審査及び審査不合格(リジェクト)があったり、iOSとAndroid両方を作らなければならなかったり、そして、そもそもアプリを広める、ダウンロードさせるというアクションをかますため、下手すれば開発費にプラスしてプロモーションのお金が二倍三倍になって発生するというネガティブ要素がけっこうあるんですね。そうなると、いよいよアプリを作る意味を考える所にそもそも到達することが、一つのハードルになりかねない。

「アプリを作る意味って?」

下手したら、受託の相談を受ける度に考えます。

位置情報とかプッシュ通知とか、ローディングしなくてもコンテンツが開くとか、まぁ、機能的なことはいくつか思い浮かびますが、もっとこう、根源的なものとしての答え。

本記事では、アプリ屋の社長が考える、「なぜアプリを作るか」という問いに対する答えを書いていきたいと思います。これは自社のアイデンティティにも繋がることなので、一切、ボケはなしです。それではいきます。「アプリを作る意味って?」

これ自体は割とすぐに出てきます。非常にシンプル。

「アプリ自体がお金を稼ぐ」

僕はこれに尽きると思っています。

(既存のオペレーションがうまく回る、効率化されるというのは、上記の機能的な話になってくるので、「根源的な」回答だとは思いません。それがアリなら、アプリを作る意味って飛躍的に増えますよ。でも、それに逃げたくない)

じゃあ、どうやったらアプリがお金を稼ぐか。

「毎日開かせる(開かせるって言うとちょっと乱暴ですが、あくまでも作り手目線なので)=広告」
「課金要素がある=アプリ内課金もしくはアプリ外決済」

シンプルな話、この二つ。

そして、毎日開かせる場合も課金も結局、コンテンツの強さかリアルビジネスの強さか、そのどちらかに収束します。

つまり、強いコンテンツもリアルビジネスもどちらも持っていないのなら、これはもう、どう良く言ってもアプリを作る意味はないです。皆無。それなりに高い開発費を払ってまで、アプリ化する必要は一切ありません。

少し前だとアプリ化するだけで物珍らしがられたので、上記どちらもなくてもアプリにする意味ってあったのかもしれませんが、今は違いますよね。

ただ、もっと穿った見方をすれば、例え「現時点」で持っていなくても「これから」コンテンツもしくはリアルビジネスを作るという着眼点があってもいいなとは思います。

コンテンツを作るって少し難しいですね。ましてや売れるコンテンツとなると、これはあまりお手伝い出来ない(しない方が良い)ような気がします。アプリ化を考えている方たちが自身で作った方が良さそうです。

一方、リアルビジネスってことだと、例えば、企業の「新規事業開発部」みたいな部署もあるので、そういうノリでイケそうです。実際、弊社も受託とは別に自社サービスというものを唸るほど試してきました。ちなみに、アプリベースのものばかりです。

つまり、アプリを作るってことは新規事業を作ることとワンセットで考えれば、そこにアプリを作る意味、引いては、大きなビジネスチャンスや会社のパワーアップという所まで、見えてくると思います。

従って、既に企画が決まっていて、仕様が決まっていて、フレームデザインが決まっていて、後はもう、この通りにだけ作ってくれればいいですという案件は受けません。新規事業を作る要素が、その仕事の中にはないからです。当然、アプリを作る意味を見いだせないまま受けることになるので、いいものは作れません。

また、これは本題から少し逸れますが、アプリ開発をする上での事業哲学みたいなものをお話する機会だと思うので、これも言っておきます。

弊社は物を作る企業なので、基本的にコンサル料だけを頂くことはしておりません。むしろ、そういう部分の方が利益率は高くなりますが、開発のご依頼に伴う、必要不可欠な技術コンサルであっても、請求額の5%未満です。そういう姿勢でやってます。

今はまだノーネームですし、お金儲けはあまり得意ではないのですが、こういう一つ一つ事業に対して真摯な姿勢が、必ず評価される日が来ると、僕は信じてます。

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鹿山瞬

鹿山瞬

代表取締役株式会社INJUS
スマホアプリの開発を軸に、名刺やホームページの制作・運用、記帳代行、その他下記自社サービスを展開する会社の創業者です。 ①G2Oマーケティング ②顔パス ③TAXi ④Connector カバー画像の「唯才是挙」とは、三国志の曹操から引用しています。

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