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ニューカマーのジレンマ


流れ作業をやっているとします。
何でもいいんですけど、例えば台車を使って引越しの荷物運びを五人くらいでしているとしましょう。3往復目くらいまではそれぞれがそれぞれのやり方を試行錯誤して、効率化を図るわけです。

縦に積むより横に積んだ方がいい、台車は二人で持つより一人で持った方がいい、台車に乗せる荷物は敢えて5個までにしよう…などなど。そうやって、一つの型が出来上がる。最良な荷物運びの流れが出来たわけです。

ところが、
そこに来るわけですよ。ニューカマーが。

ニューカマーは我々が既に出し尽くして却下した案、施策をさもこれ見よがしにおっぱじめるわけです。
「このやり方の方が効率いいっしょ?」
みたいな感じで。

いやいやいや。それ、A君が一周目にやったわ。それはB君とC君が二週目に検証した結果、C君のやり方が採用されたからこうしてんの!

途中から来た分、変にテンションと勢いだけはあるから、そのやり方をしないとダメみたいな空気出してくるわけです。そんでしぶしぶニューカマーのやり方を3周くらいやるんですけど、やっぱり元のやり方の方がいい。効率的。
どのタイミングで戻そうみたいなことを葛藤しながら非効率なやり方を続ける理不尽さ、これをニューカマーのジレンマと名付けました。

そして、実はこれ、いわゆる「イノベーション」=スタートアップ界隈にも同じことが言えるんですね。

「これは凄い!天才的なアイディアを考えた!」→ググったら、お同じようなんがなんぼでも出てきた。

という流れ。

ジャンヌダルク症候群で書きましたが、実はそれほど困ってもいず、ボトルネックもおらず、現状維持でいいのに、いや、むしろ、過去にそういう営みや試行錯誤があったにも関わらず、その事実を知らずにやたら変えたい人。変えることが正義で、変えることが目的になっちゃっている人。いるんじゃないですか?

そんな人がいたら是非、ニューカマー扱いしてあげて下さい。イノベーターではなく、キミはただのニューカマーだと。

ルールを変える側に回りたい願望

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鹿山瞬

鹿山瞬

代表取締役株式会社INJUS
スマホアプリの開発を軸に、名刺やホームページの制作・運用、記帳代行、その他下記自社サービスを展開する会社の創業者です。 ①G2Oマーケティング ②顔パス ③TAXi ④Connector カバー画像の「唯才是挙」とは、三国志の曹操から引用しています。
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