群馬県太田市

一世を風靡した佐野氏のロゴ問題ですが、ここへきて、僕の地元、群馬県太田市にも飛び火しております。
市の美術館・図書館のロゴ制作の依頼を発注していたとかで、今更ながらスマートニュースのプッシュ通知が飛んできたわけです。結果として住民の反対から使用取りやめとなった模様ですが、この時差が群馬っぽくていいなと。

プラス、清○氏の件など、なぜかワイドショー的に話題を振りまくことの多い太田市なのですが、
せっかくの機会なので、僕の口から少し語らせてもらいます。と言うのも、ここ最近の群馬いじりたるや半端ないわけです。
名作アプリ「ボケて」内での群馬の扱われ方(日本最後の秘境、みたいな)や「ぐんまの野望」「お前はまだグンマを知らない」など、ただ単に群馬をいじりたいだけだろうという安易な風潮に対し、せめて太田市だけは切り取って名誉を守る必要があると感じたのでそろそろ僕が筆を取ります。それでは皆さん、聞いて下さい。

【産業】
太田市の特徴は何と言ってもこれです。中島飛行場という、戦中当時、東洋一の航空メーカーがありました。後に軍需解体され、富士重工となります。
今ではその技術力を自動車に活かし、エンジンの面で世界でもトップクラスのグローバルカンパニーになったわけです。そう、スバルですね。
太田市はスバルの恩恵を多分に受けており、非常に財政が豊かに感じます。渦中の人である佐野氏にロゴ制作を依頼する点から考えてもそういうことなんだろうなと。

【人口】
人口は約22万人。全国の市町村ランキングで120位くらい。地方都市では比較的大きいです。東京だと調布市クラス。
なお、過疎化や消滅都市が増えていく中、微増しています。
平成の大合併で、藪塚や木崎地区が加わったことも大きいと思います。ここら辺は、リアルにぐんまの野望っぽいです。
ちなみに県庁である前橋市34万人、群馬の大都会・クリスタルキング高崎市27万人。「政治の前橋・経済の高崎、第三都市・太田」という印象が強いですが、前橋・高崎は隣接しているので連体感強めです。ただ、あまり気にする必要はないです。この理由は後に記載します。

【地理】
太田市は栃木県(足利市)、埼玉県(熊谷市)の県境ということで、思春期の頃は県外に遊びに行くということがちょっとオシャレだと思い込む傾向があります。ユニーよりサティよりアピタ、みたいな。もちろん、足利花火に彼女と来場することがリア充の条件です。
ただ、県外とは言え、栃木は栃木だし、埼玉は埼玉でしかないです。正味の話、どんぐりの背比べ程度の差しかありません(栃木・埼玉の方からの、グンマーと一緒にしないでという反論には一切耳を貸す気はございません)。
東京(北千住駅)からは2時間、1200円程度の距離感ですが、JRが開通しておらず、これは市民の悲願ということになります。実際、過去に数回、JR開通の機運が高まったとのことなのですが実現はしておりません。
ただ、そこは東武鉄道に頑張ってもらい、北千住(もっと言えば渋谷)−太田間の直通を是非実現して欲しい(両毛号ではなく)。そうすれば、JRに頼らなくてもいいのかなと。
県央を目指すのではなく、東京の中央、引いては、世界を目指しましょう。太田市から直接世界へ。お膝元にグローバルカンパニーがあるわけですから、そういう意識を持ちましょう。これは僕が一番力強く言いたいことです。

【国際性】
IターンやUターンないしJターンを強化していて、スバルだけでなく、かつてはサンヨーの工場もあったため、ペルーやブラジルなど海外からのファミリー単位での移住も多く、幼少期からの国際的感性に接する機会が多いと思います。僕も小学校の時に外国の方と仲良く遊んでた記憶があります。
また、アメリカのどこかの都市と姉妹関係を結んでおり、僕が小学四年生の頃、クリス君が1ヶ月くらいホームステイをしてました。
ちなみに、ミス太田は語学力堪能をアピールするとなりやすいんじゃないかな(姉はミス太田です)。
もちろん、語学に力を入れるのはいいことなのですが、それと同じくらい、プログラミング教育も強化していって欲しいです。僕が出来ることなら協力します。

【文化】
太田市に限らずですが、群馬には「ぐんまちゃん」という、ネーミングセンス的にメチャクチャ安直な名前のゆるキャラがいます。僕が自社コンテンツによくオリジナルキャラクターを使いたがるのは、幼い頃から独自のキャラクターを目にしてきた環境によるところだと思います。
今でこそ、ゆるキャラと言えばくまモンやふなっしーですが、申し訳ないですが、一緒にしないで下さい。圧倒的大差でぐんまちゃんです。歴史が違います。
実際、くまモンも若干ぐんまちゃんには気を使っているシーンが見受けられるくらいです。
イオンなどに行くと、キティちゃんや妖怪ウォッチより、ぐんまちゃんグッズが多いという、我が道を行く感じが半端ない。
他にも(これも太田市に限ったことではないのですが)、群馬県には、県民の誰もが知っている「上毛かるた」と呼ばれるカルチャーがあります。県の特徴をカルタで表現しており、一説によると、小学校高学年頃まではこのカルタが強い生徒=頭が良いみたいな扱いになるとも言われてますが、真意は定かではありません。
ただ、カルタ教育が幼年期の人格形成に与える影響として、負けん気が強い子供を育てるというのはあると思います。もちろん、僕はめちゃくちゃ強かったです。
さらに、こちらは太田市限定で、太田市民憲章カルタと呼ばれるローカルなカルタもあり、百人一首も含めると、三種類カルタ的なものがあります。なんぼ、カルタ好きなん!
もう一つ余談ですが、僕は三年ほど前、上毛かるたを管理している役所に、「制作コストは全部持つから、オフィシャルなアプリを作らせて下さい」と二回ほど頼みましたが、「そういうのはちょっと…」と三回ほど断られました。県民性として非常に保守的なわけです。もっと、カルチャーを世界に広めていこう、みたいな上昇志向が欲しい所です。

【子育て】
上毛かるた的に太田は「お」(「太田金山 子育て呑龍」)でして、文字通り、子育て面では力を入れているように感じます。これはこの後記載しますが、市長肝入りの政策のようで、大変、素晴らしいと思っております。
もちろん、こうした子育て世代へのケアが、結果として人口増加に繋がっているのではないでしょうか。

【政治】
群馬と言えば一般常識レベルで有名な保守大国と呼ばれており(参院選では、中曽根議員が全国で一番初めに当確出るくらい)、「長州・山口」、「首都・東京」に次いで、全国でも三番目に総理大臣を多く輩出しているんですね。
その反面、太田市に関しては、直近の統一地方選、県議選では、5人当選のうち、トップ1.2が民主、3位が公明党で、4,5で自民党という、ねじれ現象が起こっております。
これはやはりスバルという工場町でもあるため、民主強しな部分もあります(政治を少し知っている人なら分かると思いますが)。
衆議院では第三選挙区、笹川さんですかね。おじいさんが大物中の大物です。
他、政治の部分で外せないのが現市長です。長期政権なので賛否両論はもちろんありますが、僕は大いに評価してもいいのではないかと思います。以前、足利市の方と話した時も、現市長の評価が凄く高く、足利もそれに見習うべき、みたいなことを言っていたのを強く覚えております。
余談ですが、太田の隣、邑楽町の町長は元暴走族のアタマで、そんなGTO的な展開あんのかい!と。

【災害】
さて、未開の地としていじられることの多い群馬ですが、その分、海はもちろん、山、川も(近くには)ありません。これは自然災害のリスクが低いことも意味し、夏は暑く冬は寒い(空っ風)という盆地特有の気候を除けば非常にセーフティな都市とも言えるわけです。
ちなみに、空っ風につきましては、上毛かるたで言う所の「か」、「かかあ天下と空っ風」をご参照下さい。

【県民性】
根性が半端ないです。上述した空っ風(からっかぜ)と呼ばれる激風が吹きすさび、それでいて高い建物がないので、その風を掻き分け掻き分け進んできた足腰の強さがなせるわざだと考えています。北風がバイキングを育てたのなら、空っ風が上州人(群馬県民の古い呼び方)を育てたと言っても過言ではない。
当然、文字通り逆風をものともしないメンタルの強さ、不屈の精神みたいなのが、上州っ子にはあります。
本当、冗談じゃなく、登下校時にチャリを漕いでいると、気付いたら家に戻ってますからね。乳母車押しているおばあちゃに全然負けますからね。
結果として、根性とか気合いとか、そういうノリもけっこう好きです。良くも悪くもヤンキー文化が根付いており、エグザイルや筋トレが好きな友達も多いです。
また、「かかあ天下」が示すよう、女性を重視する傾向が非常に強いです。ただその反面、太田市はあまり女性が前に出てこないです。
もう一つ言及するなら、やはり保守的という点ですね。どんどん世界へ、そういう野心的な考え方をもっと持って欲しいです。

【観光】
観光資源は弱めです。個人的に、その事実はもう完全に居直って、産業に強い町を突き詰めていくのがいいかと思います。当たり前ですが、観光だけが地方の生き残りではありません。
そのためにも自動車だけではなく、第二第三の産業をどれだけ誘致したり作っていけるか、これは今の僕の立場としても非常に興味のあることです。特に、ソフト面の充実でしょう。

【飲食】
登利平です。それ以外ありえません。どんな駅弁より、なだ万より松花堂弁当より、叙々苑弁当よりおいしいです。異論は一切認めません。
うなぎは小堀です。これは異論を認めます。
他には、一応、焼きまんじゅうや焼きそば、最近ではナスの蒲焼きなど、とりあえず焼いていこうみたいな、もう、どんどん焼いていこうみたいな、発想に頼ることが多いので、煮たり炒めたり、幅の広い視野を持った方がいい。煮るなり焼くなり好きにしてくれという寛容さですね。
ただ、なすの蒲焼みたいに、なすなのにうなぎに感じられるという、機転を利かせる感じはめちゃくちゃ好きです。そういうマインドを是非、産業の育成にも使って欲しい。

【風俗】
太田駅前は南一番街と呼ばれる北関東一の歓楽街があり、これも恐らく、工場町ゆえの特性だと思います。
太田のやしきたかじんと呼ばれている僕としては非常に楽しい街と言えます。

【歴史】
歴史面では新田義貞という武将がいます。足利尊氏のライバルくらいでしょうか。一つカッコイイ伝説があって、川を越えなければならない時、轟々と流れる水しぶきの中、黄金の剣を天高く掲げると水が分かれ、何とか渡ることが出来たという、どこかで聞いたことのある、むしろ、モーゼみたいな逸話があるくらいです。教科書とかにはほぼ出ない。
後、古墳が多いです。中学生の頃は、よく古墳の中でサバイバルゲームをしました。

以上、色々な側面から論じましたが、結論として、財政、コンテンツ、産業、政治、人口、人間性、地理的観点から、地方都市としては非常にポテンシャルの高い町だと考えます。
圧倒的なハードウェアの強さを持っているので、ここは是非、プログラミングなどを通したソフトウェアを絡め、スバルを巻き込みながら、世界に打って出るような新たな産業を作りたい、作っていきましょう。

もう一度言いますが、群馬は前橋・高崎ではなく、伸びるべきポテンシャルがあるのは俄然、太田市です。
この投稿を見て、太田市に興味を持ったりするような方が出てくれば幸いです。


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