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カテゴリー: 不毛な日々と不確実との戦い

何者かになりたくて、でも、その分野を極めた専門家になるにはしんどくて、自分には出来なくて、あっちこっち手を付けるんだけど、結果、何一つ実にならない、むしろ、何者かから遠ざかってる。


そんな現状に思いつめることはあると思います。確かに、それは一見、何も積み上げていない人間に思えるかもしれません。でも、違います。

断言しますが、そういう生き方は立派な積み上げ系の人生です。そうやって、色々とやってきたことが、後になって実を結ぶことはありますよ。そういう成功メソッドは大いにありますからね。

ソリティアスタイルジレンマと創造力の相関に通ずる物の考え方です。

今日ですべてが終わる。今日ですべてが変わる。今日ですべてが報われる。今日ですべてが始まる。


「今日ですべてが」

そんなことない。延々と続いていく。
※泉谷しげるさんには深くお詫びしておきます。この曲自体、めちゃくちゃ綺麗な曲ですよね。

「今年中に結果が出なかったら辞めます」的なセリフのこれじゃない感。皆んなそう言いたい。後一年くらいしかもう頑張れない。でも書きましたが、今年中とか今日とか、それを自分で決められないんですよ。それが、その不確実性が一番厄介なのね。

ただ、その、延々と続いていくことが、不確実性との戦いが続いていくことだけが人間の持つ苦しみ。有史以来の人類の敵、驚異なんですよ。

そこだけ耐えれば勝ちだから。それ以外のことは基本的に乗り越えられるように出来ているから。その傾向と対策だけ分かっていれば、もう十分だから。

あなたが言う「努力」が、果たしてスパイク3足履き潰すレベルのことなのか。それとも西門のように、支給された1足目をまだ履いてる程度のものなかのか。


野球とかスポーツは努力量を可視化出来るけど、起業や人生は測定不能なんですよね。

「えっ?ちょっ、待って!俺、けっこう頑張った感じするけど、ぶっちゃけどれくらいやったん?」

そういう意味では、毎回毎回、考えて、立ち止まって、確認をしながらやらなきゃいけないという点で(もちろん、スポーツだって考えて努力しなきゃいけない部分はあるのでしょうけど)、邁進出来ない所、盲目的に頑張るということが出来ない。

だからこそ、それを意識してやる。とにかくあらゆる観点から努力を賞賛するような発想を持たない方がいい。

そして、これももちろん、不確実なものとぶつかっていく上で、非常にマイナス要素ですよね。チャレンジャーの焦り。がついて回りますから。

今自分がどれだけ頑張ってるかが数値化された方が全然頑張りやすいです。

2016-03-13 15.50.53

「今年中に結果が出なかったら辞めます」的なセリフのこれじゃない感。皆んなそう言いたい。後一年くらいしかもう頑張れない。


でも、それは自分でコントロール出来ない。その、コントロール出来ない部分が一番しんどいのであって、後一年頑張ることがしんどいわけではない。

「今年中に結果が出なかったら辞めます」と言いたい気持ちすらコントロールする。全ては不確実との戦い。

全てのお膳立ては出来た。後はもう、乗るか反るか。


そして、この状態を作るに至ったことが、けっこうなファインプレー。

客観的に見れば「ここからだよ。やっとスタート地点だよ」っていさめられて然るべきですが、不確実性との戦いからの卒業、不毛な日々との決別を意味する以上、シャンパンでお祝いしていいレベルです。

ジレンマと創造力の相関


早く結果を出す人もいるけど、ほとんどの場合、くすぶる時期ってものがあると思う。いわゆる下積みというやつ。結論から言えば、それでいい。それありきで花開く。クレイジーの正体はそこにあるから。ならず者、ならざる者、なれぬ者、何者にもなれぬ者の日々は絶対に無駄じゃないから。

締め付けられることでリビドーが凝縮し、解き放たれる爆発力が創造力を高めるという展開は非常に厨二病っぽいが、そういうことはあると思う。ジレンマに陥った時にこそ、創造力が育まれるなと思うわけです。哲学的に置き換えると弁証法とかですか。

不毛・不合理を何とか合理的なもの有意義なものにするエネルギーがクリエイティブに結び付く。インディーズの時は尖ってたのにメジャーデビューしたら微妙だね、みたいなのってよくあるじゃないですか。その感覚です。

もし、悶々とした思いに身悶えしているのなら、早く結果が出ないことをラッキーだと思って、むしろその期間を無理くりにでも有意義なものに変えないと人生勿体ない。

従って、それがコンテンツであれアートであれサービスであれ、何かを作る人間だったら、不毛や不合理から逃げるな、それと抗え。むしろ、積極的にその状況を取りに行け。そういう気概を持つ。

そして、生きにくい人生を送ってきたが、それゆえにクリエイティビティを磨き続けてきた人間、そういうタイプが後の人生でコミュ力を手にするという展開が最強。

異能ベーションですか?政府が主導して変人を集めてスティーブジョブズを作るみたいな。イノベーションに過保護はないと思っています。そんなことやったって偉才は育たないと思いますよ。せいぜい人工偉才。

やせ我慢はメンタル、忍耐は戦略。


すごい元も子もないと言いますか、つまらない結論なんですが、起業は忍耐。忍耐なく成功する起業家以外、誰にでも刺さる結論はこれに尽きるわけです。地味です。本当に。

もう、本当にこっちが想定してる通りに事が動くことなんてほとんどない。そのメカニズムは創業してしばらくは、期待をさせて落としてくる人、そういう人たちにけっこう悩まされた。でも書きました。

ただ、それでも一つ一つの結果を受け止め、その中で都度戦略を立ててまたビルドアップしていく。

忍耐の中にあるからと言って、むしろそれだからこそ、決して闇雲に、自暴自棄になりながらノープランで進めてはいけない。そういう時こそクレバーさを発揮しなくてどうする。最高の軍師にして最強の足軽

ただしんどいだけ、はメンタルに左右されますが、耐え忍ぶ姿勢は必ず良質な、現状を打開する戦略を生む。

危機的状況を創造力で打開していくという企業風土。これを養っただけでめっけもん。


企業文化の構築に時間をかけたと思えばこの2年は決して無駄ではない。

むしろ、そういうの後回しにして立ち上げて、それと引き換えに300万円8%とかで出資を受けなくて良かった。本当に良かった。それに関しては、多分、僕がVCウケが悪かったからだと考察している。

スタートアップ量産による負の遺産を背負っている人、消えた人を何人か知っている。あの人は今状態。変なところで金を持ってたら、自分もそうなってた。すぐ溶かしてたと思う。

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